呼吸のフィジカルアセスメント② [学生さん向け]
こんばんわ増田です( ´ ▽ ` )ノ
前回は呼吸パターンの話をしましたね
今回は異常呼吸と呼吸評価の観察ポイントを話していきたいと思います(ω)!
まず異常呼吸についてですが
これは前回お話しした呼吸パターンの表現方法に記載されているものが当てはまります。
その他に記載されていないものといえば
無呼吸、口すぼめ呼吸ぐらいかな??
主な原因疾患としては
《頻呼吸》
低酸素血症、間質性肺炎、COPDなどの呼吸疾患、脱水、ストレス、重症筋無力症、筋ジストロフィー、腎不全、損傷・出血、クモ膜下出血、硬膜下血腫、硬膜外家など
《除呼吸》
薬剤、頭蓋内圧亢進など
《過呼吸》
神経症
《減呼吸》
睡眠時、循環不全、髄膜炎など
《多呼吸》
過換気症候群、肺梗塞、インフルエンザ、ヒステリーなど
《少呼吸》
死亡直前や麻痺
《過換気》
過換気症候群、代謝性アシドーシスなど
《低換気》
肺胞低換気症候群、呼吸筋麻痺、筋萎縮性側索硬化症などの神経疾患など
《口すぼめ呼吸》
肺気腫
《無呼吸》
睡眠時無呼吸症候群
異常呼吸の種類はこれくらいですかね(・ω・)
異常呼吸のリズムとなるとチェーンストークス呼吸、ビオー呼吸、クスマウル呼吸などが挙げられます。
またこれらは別の記事で紹介していきますね!
次に呼吸の観察ポイントについてです!
呼吸評価については定量的に観察する必要があります。
呼気、吸気時の動き・時間を観察しなければなりません。
しかし、これは「一緒に」ではなく「分けて」観察しましょう!
一緒に評価してもいいのですが
私も未だに一緒に評価するとどちらかに集中してしまい、評価が上手く出来ないことがしばしばあります(^^;
疲れている時は特に集中力がきれてしまい…(泣)
そのため慣れるまでは時間をかけてでも分けて確実に評価しましょう!!
簡単に呼吸数を判断する時には鼻や肩・胸の動きを観察してみてもいいと思います(=∀=)
呼吸数の評価は1分以上観察した方が良いです。
そこで一番大切なのは患者様に「自発呼吸を意識させないこと」と私は考えています。
どうしても「今から呼吸数を測るので安静にしていてください」など声をかけると意識してしまいますよね。
私が言われた側だったら多分緊張して呼吸数が上がると思います(笑)
なので私はあまりそのような声掛けは行っていません(・ω・)
私は安静時や運動後に脈拍を測る際に一緒に評価しています。
その方が呼吸に意識がいかないので正確な評価ができると思います。
始めは難しいですが慣れると便利です!
良ければ試してみてください♪
後、実習中に学生さんで時計を持っていない場合に呼吸数の評価が行えないと思っていませんか?
そんなことはありません!!
そういう時には「あ・い・う・え・お」と声に出してみましょう!!!
なぜ突然に?と思いますよね(・∀・)
もしかしたら知っている方もいるかもしれませんが
実は…
「あいうえお」という言葉を話す時間はちょうど1秒なのです(ω)!
つまり「あ」は0.2秒ということですね!!
この方法を使い、1回の呼吸数が何秒かを確認します。
それを60で割ると1分間の呼吸数がでます!
例に出すと
1回の呼吸数…3秒とすると
60÷3=20
したがって、1分間の呼吸数は20回となります。
この方法は時計がない時はすごく便利だと思います!!
また、「あいうえお」と唱えている時に
何秒吸って何秒吐いているのか、吸気・呼気どちらが長いかなど、1回の呼吸だけでなく複数回確認すると評価することができますΣ(・ω・ノ)ノなに-!
これも慣れが必要ですが先ほどの脈拍と同時に測るものと比べるとハードルは低いです(・ω・)!
ぜひぜひ
実習までに友人と練習してみてください♪
それでは今日はこの辺で*-ω-)ノ
タグ:あいうえお
2015-01-03 20:24
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