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呼吸のフィジカルアセスメント① [学生さん向け]






こんばんわ増田です(。・ω・)ノ


今回は呼吸について話していきたいと思います!


臨床では安静時や動作後に身体状態や疲労度などを確認を行います。


その際に血圧や脈拍、SPO2だけでなく呼吸数を指標とすることも多いですね。


呼吸とはバイタルサインの中で
「唯一、随意性を持つ」ものと私個人は考えています。


呼吸数や深さといった変化は本に記載されていますが「安静時の呼吸」については記載されていないものが多いです。


その理由としてはどの状態を安静時の呼吸と捉えるのか明確でないからです。


睡眠中は?じっとしている時は?肢位や姿勢は?といった細かい規定がない。


そのため、安静時の呼吸については現在も明確な定義はないそうです(;-ω-)ノ


ではでは呼吸パターンの話に移ります(・ω・)


「表現方法」は4つあります!

①呼吸数のみの変化
・《頻呼吸》
 呼吸数が1分間に25回以上

・《除呼吸》
 呼吸数が1分間に12回以下


②呼吸の深さの変化
・《過呼吸》
 呼吸数に変化はないが、呼吸の深さが増加した状態

・《減呼吸》
 呼吸数に変化はないが、呼吸の深さが減少した状態


③呼吸数と呼吸の深さの変化
・《多呼吸》
 呼吸数・深さともに増加した状態

・《少呼吸》
 呼吸数・深さともに減少した状態


④分時換気量の変化
・《過換気》
 過呼吸と同様の意味で扱われることも多い。過呼吸により換気量が増大した状態。
 PaCO2(基準値35~45Torr)が低値の状態

・《低換気》
 換気量減少により、体内の酸素が少なく、二酸化炭素が多い状態
 PaCO2(基準値35~45Torr)が高値の状態


呼吸パターンの「種類」は
・腹式呼吸
・胸式呼吸
・胸腹式呼吸の3つがあります!


腹式呼吸は横隔膜主体の呼吸ですね。


胸式呼吸は肋間筋の収縮と弛緩による呼吸です。


ただし換気量が増大すると呼吸補助筋も加わります。


そして最後の「胸腹式呼吸」
これはあまり聞き慣れない方も多いのでは??


文字通り胸式と腹式の作用を持ち、下部胸郭と腹式呼吸が働きます。


臨床ではこの呼吸を「通常の安静呼吸」と表現します。


しかし!!ここで注意です!!!!


国家試験では腹式呼吸を「通常の安静呼吸」と表現されます!!!!


そのため、臨床では正しいのですが国家試験では選ばないようにしてください(・o・;)!!


今回は呼吸のパターンの表現と種類について紹介しました。


次回の更新では異常呼吸や観察のポイントを話していきたいと思います。


それでは今日はこの辺で*-ω-)ノ”











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