立位評価 ~影響する因子~ [学生さん向け]
あけましておめでとうございます!!
増田です(。・ω・)ノ
今年から平成27年ですが
変わった実感が全然ないですね(笑)
それでは今日も書いていきます(・ω・)!
今回は「姿勢評価」です!!
実習や臨床でも重要な姿勢評価。
患者様の特徴やリハビリ前後での治療効果の確認にも大切なポイントとなりますね(ω)
立位姿勢は重心線に一致し、左右方向と前後方向から観察します。
左右方向からは上から
外後頭隆起→椎骨棘突起→臀裂→両膝関節内側の中心→両内果間の中心
前後方向からは上から
乳様突起→肩峰→大転子→膝関節中心のやや前方(膝蓋骨後面)→外果前方5cm
これら上記のポイントから観察を行います。
そして、立位姿勢の安定に影響する因子として大きく分けて8つあります。
①重心位置…重心位置が低いほど安定する。
②支持基底面の広さ…身体を支持する面が広いほど安定する。
③支持基底面と重心位置との関係…重心線が支持基底面の中心に近いほど安定する。
④質量…質量が大きい程安定する。
⑤摩擦…床面との接触面の摩擦が大きいほど安定する。
⑥分節性…分節構造よりも単一構造の方が安定する。
⑦心理的要因…視覚を遮断すると視覚フィードバックが障害され不安定となる。
⑧生理的要因…立位では重力に対抗して活動する「抗重力筋」が作用、姿勢反射(立ち直り反応など)が関与する。
大体の因子は想像がつきやすいですかね( ´ ▽ ` )ノ?
その他にも年齢や周囲の環境、身につけているもの、体格や体型など影響する因子を探していくと様々あります。
抗重力筋とは重力に抗して立位姿勢を保持する際に活動する筋群のことですね。
抗重力筋には頸部屈筋群、脊柱起立筋群、腹筋群、大殿筋、腸腰筋群、大腿四頭筋、ハムストリングス、前脛骨筋、下腿三頭筋があります。
この中で頸部屈筋群、脊柱起立筋、大腿二頭筋、ヒラメ筋は「主要姿勢筋」と呼ばれます。
安静立位時には主に脊柱起立筋、大腿二頭筋、大腿四頭筋が非持続的活動を行い
下腿筋の腓腹筋、ヒラメ筋は持続的活動がみられます。
姿勢評価では着目する現象がいくつもあります。
アライメントや重心動揺、筋活動、保持時間、平衡反応など・・・
患者様によっては評価をあまり行えない方も多くいらっしゃいます。
そのため、ある程度の「見るべきポイント」を自分で決めておくとスムーズに評価が行えますね。
そして、ここが大切です!!
評価行う際には安全に妥当性が求められます。
実習ではバイサーの方が評価に協力的・行いやすい患者様を事前に選んでくれていることもあります。
そのため、リスクは低いと安心し評価が時折雑になる学生さんが「たまに」いらっしゃいます。
しかし、どんな患者様もリスク管理は徹底しましょう!!!!
リスクの高い・低いが関係ありません!!
評価は患者様の善意で行わせて頂いています。
評価をさせてもらっている以上、最善の方法で安全に取り組むことが重要です!!!
私がバイザーの際には患者様の評価を行う時に、予め評価時間を教えておき、その上で事前に紙に書いてきてもらいます。
書き方は自由ですが
・その時間に行う評価項目
・評価を行う順番
・評価方法(肢位や方法、指示の仕方、リスク管理など)です(・ω・)
この内容をできるだけ具体的に書いてきてもらっています。
事前に行う評価を決めておき、それをイメージトレーニングや行う前に私と確認し、実施して頂いています。
このように紙面上にでも自分の行うことを記載してもらえれば指導者側もとても管理がしやすく安心です(*´ω`*)
指導者側も学生さんが評価を行う際には
リスク管理などに冷や汗をかくこともしばしばあります(^o^;
ちょっとタイトルとは脱線してしまいましたが、評価を行う上で妥当性・正確性も勿論重要です。
しかし、それ以上に「安全」に行うことが絶対です!!!!
これから実習へ行く学生さんも日々の実習緊張すると思いますが、それを胸に取り組んでくださいね( ^ω^ )
それでは今日はこの辺で*-ω-)ノ”
2015-01-01 22:15
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